9月の連休を利用して、大阪旅行へ行ってきました。
大阪旅行の中でも楽しみにしていたのが、大阪万博でした。
チケットは夜間券(17時以降入場)と1日券を購入して実質1.5日。
会場に一歩足を踏み入れると、大屋根リングの迫力に圧倒され、EARTH MARTや各国のパビリオンを巡りながら、未来や世界を肌で感じることができました。
展示を見るだけでなく、そこで食べて、考えて、休憩して…。
大阪にいながら、まるで世界を旅したような時間を過ごしました。
大屋根リングに圧倒される

会場に入ってまず目を奪われたのは、やはり大屋根リングでした。
壮大なリングが会場全体を包み込むように広がっていて、「おおっ」と思わず声が出るほどの迫力でした。
設計や施工に携わった人たちの技術と情熱を感じることができ、建築そのものが一つの見どころでした。
EARTH MARTで考えさせられる


初日、最初に行ったのはEARTH MARTでした。
予約は取っていなかったのですが、キャンセル待ちの列に並ぶこと約1時間。運よく展示に入ることができました。
「食」をテーマにしたEARTH MARTは、非常に客観的な展示が印象的でした。
日本の食べる量を1とした各国の比較、水道水が飲める国が19カ国しかない事実、10年分の食料を巨大なショッピングカートに模した展示、未来の技術の紹介などが並んでいました。
食に関する展示というと、人間の暴飲暴食への問題提起などを前面に出すようなものも想像しました。
しかしそうではなく、客観的な展示で観客に考えさせて、最後は「食べることを通じて人類、ひいては地球は繋がってきた」という旨のメッセージで締めくくられており、深く印象に残りました。
セネガル館での静かな時間

セネガル館は、入館した直後に閉館となり、唯一ゆっくりと観覧することができたパビリオンでした。
ゴレ島という、かつて奴隷が収容された島に関する展示があり、静かな空間の中でその歴史を感じる時間となりました。
トルクメニスタン館でのんびり休憩

トルクメニスタン館は、豪勢な外観が目を引く建物でした。
館内では民族衣装や砂漠の展示があり、中央アジアの雰囲気を感じることができました。
特に印象的だったのは、テラス席で過ごした時間でした。ヨーグルトジュースやスイカジュース、アイスをいただきながら、ゆったりと休憩でき、とても心地よいひととき。
まだ暑くなる前の午前中だったこともあり、ある意味一番現地気分に浸れた瞬間だったかもしれません。
キルギス(コモンズ館)で自然の美しさに惹かれる
キルギスの展示は密かに気になっていたものでした。
というのも、登山が好きな私に取っては中央アジアは魅力的な地域の一つで、中でもキルギスはインスタなどでその美しさを目にしていました。
キルギスは単独ではパビリオンを出しておらず、コモンズ館という各国が集まったパビリオンの一角にあります。
展示を見ていると、圧倒的な自然の映像が紹介されていました。
スイスを思わせる雄大な風景に惹き込まれ、いつか訪れてみたいと思う展示でした。
万博グルメ:マルタのイル・フティーラ

会場内で印象に残ったグルメは、マルタ館の「イル・フティーラ」でした。
オリーブやトマトの風味が効いた味わいで、とても美味しいサンドイッチでした。
ただ、価格が1個1,800円と高額で、味と同じくらい値段も記憶に残りました笑
大屋根リングからの景色

会場で最も印象的だったのは、大屋根リングの上から眺めた景色でした。
会場全体が見渡せる壮大な眺め、そしてどこまでも続く人の波も、ある意味今回の万博を象徴していました。
未来的な建築と膨大な人のエネルギーが重なり合う光景は、万博らしさを強く感じる瞬間でした。
まとめ
EARTH MARTの客観的かつメッセージ性のある展示、セネガル館での静かな時間、トルクメニスタン館での異国情緒を感じたひととき、キルギス館の自然、そして大屋根リングからの圧倒的な眺め。
世界各国の文化や未来への視点に触れ、大阪でありながら世界を旅したような、不思議で力強い体験でした。
万博は人と人、国と国が繋がる場であることを、あらためて実感できました。お手軽に世界を知り、未来を考えるきっかけを与えてくれる場だと思います。
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